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金翅鳥
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こんじちょう
ふりがな文庫
“
金翅鳥
(
こんじちょう
)” の例文
シャムの話には
金翅鳥
(
こんじちょう
)
竜を
堪能
(
たんのう
)
するほど多く食おうとすれどそんなに多く竜はない、因って金翅鳥ある湖に到り
十二支考:02 兎に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
他流で謂う所の「燕返し」一刀流で云う時は、「
金翅鳥
(
こんじちょう
)
王剣座」——そいつで切って棄てたのであった。
大衆文芸作法
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
但し蛇になっても大海に棲むと
金翅鳥
(
こんじちょう
)
という奴に捕えられる怖れがあるから池に棲むことにしよう
法然行伝
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
諸神
倣
(
なろ
)
うてまた泣く時、ヴィシュヌ大神
金翅鳥
(
こんじちょう
)
に乗りてブシュパブハドラ河へ飛びゆき、睡り象の頭を切り、持ち来り、ガネサの頭に継いでよりこの神今に象頭だ。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
獅子獣小さしといえども
撮
(
と
)
り食らう事
塵土
(
じんど
)
のごとし、大竜身無量にして
金翅鳥
(
こんじちょう
)
に
搏
(
う
)
たる、人身長大にして、肥白端正に好しといえども、七宝の
瓶
(
かめ
)
に糞を盛り、
汚穢
(
おわい
)
堪うべからず
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
俗伝にはかの時
仏
(
ぶつ
)
竜王が己れを
蓋
(
おお
)
いくれたを
懌
(
よろこ
)
び、礼に何を遣ろうかと問うと、われら竜族は常に
金翅鳥
(
こんじちょう
)
に食わるるから、以後食われぬようにと答え、仏すなわち彼の背に印を付けたので
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
重さ二両半、神力を以て百味の
飲食
(
おんじき
)
を化成すれど、最後の一口変じて
蝦蟇
(
がま
)
と
為
(
な
)
る、もし道心を発し仏僧を供養せば、その苦を免れ身を変じて
蛇虺
(
へびとかげ
)
と為るも、蝦蟇と
金翅鳥
(
こんじちょう
)
に遭わず、
黿鼉
(
げんだ
)
魚鼈
(
ぎょべつ
)
を食い
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
翅
漢検1級
部首:⽻
10画
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
“金翅鳥”で始まる語句
金翅鳥洲
金翅鳥王剣座