“金甌無欠”の読み方と例文
読み方割合
きんおうむけつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金甌無欠きんおうむけつの国家の為に某々を殺したと言つてゐるではないか? しかし自由とは我我の行為に何の拘束もないことであり
侏儒の言葉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それわが金甌無欠きんおうむけつの国体は家族主義の上に立つものなり。家族主義の上に立つものとせば、一家の主人たる責任のいかに重大なるかは問うを待たず。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その証拠には人命を奪うことに少しも躊躇ちゅうちょしない無頼漢さえ、金甌無欠きんおうむけつの国家の為に某某を殺したと言っているではないか? しかし自由とは我我の行為に何の拘束もないことであり
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)