とけ)” の例文
旧字:
不徹底な処に象徴的な効果があるのだが、とける部分の上の句は、人間妄執の長夜の眠りを言ふ様ではあるが、実は熟睡を戒しめた歌らしい。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此常夜は、ある国土の名とは考へられて居なかつたやうに見えるが「とこよ」の第一義だけは、とける様である。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)