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酔漢
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すいかん
ふりがな文庫
“
酔漢
(
すいかん
)” の例文
コートの
襟
(
えり
)
を立て、巻煙草を口にくわえた
酔漢
(
すいかん
)
が二人、腕を組みあって、ノッシ、ノッシと、袋小路に
紛
(
まぎ
)
れこんだ——勿論、帆村と私とだった。
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その様子が、病人や
酔漢
(
すいかん
)
ではなくて、どうやら死人ではないかと思われた。
五階の窓:01 合作の一(発端)
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
それも
暁
(
あかつき
)
の南京路の光景から、
明
(
あけ
)
る
陽
(
ひ
)
をうけた
繁華
(
はんか
)
な時間の光景から、やがて陽は西に
傾
(
かたむ
)
き夜の
幕
(
とばり
)
が降りて、いよいよ夜の全世界と
化
(
か
)
した光景、さては夜も
更
(
ふ
)
けて
酔漢
(
すいかん
)
と
見えざる敵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
道頓堀に真黒な
臍
(
へそ
)
ができた。その臍は、すこしずつジリジリと右へ動き、左へ動きしている。それは場所ちがいの
酔漢
(
すいかん
)
帆村荘六をもの珍らしそうに取巻く道ブラ・マンの群衆だった。
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
本願寺裏の掘割ぞいの鋪道の方へ、ふらふらと千鳥足の
酔漢
(
すいかん
)
がとびこんで来た。
東京要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
と叫ぶと、
酔漢
(
すいかん
)
は
舗道
(
ほどう
)
の上に、長くのめった。
間諜座事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“酔漢”の意味
《名詞》
かなり酒に酔っている男性。酔っ払い。
(出典:Wiktionary)
酔
常用漢字
中学
部首:⾣
11画
漢
常用漢字
小3
部首:⽔
13画
“酔漢”で始まる語句
酔漢奴