“郷貫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きやうくわん50.0%
きょうかん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下りて七合目に至る、霜髪のおきな、剛力の肩をも借らず、杖つきて下山するに追ひつく、郷貫きやうくわんたゞせば関西の人なりといふ、年歯ねんしを問へば、すなはこたへていはく、当年八十四歳になります!
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
この白人は、果して英国人ではない、本人は、しかと郷貫きょうかんを名乗らないけれども、フランス人ではないかと駒井が推定をしたこと。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)