郷国きょうこく)” の例文
私の郷国きょうこく筑後の柳河やなかわは沖の端の水天宮の水祭みずまつりには、杉の葉と桜の造花で装飾され、すだれを巻き蓆張むしろばりの化粧部屋を取りつけた大きな舟舞台が
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
近世的の大詩人ヴェルハアレンの詩篇に、そが郷国きょうこくフランドルの古画に現はれたる生活慾の横溢おういつを称美したる一章あり。
浮世絵の鑑賞 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
近世的の大詩人ヴェルハアレンの詩篇に、そが郷国きょうこくフランドルの古画に現はれたる生活慾の横溢おういつを称美したる一章あり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)