部署ぶしょ)” の例文
こうして、なお、直接攻撃の部署ぶしょもそれぞれ決めた上、大将佐々さっさ成政は、城の正面、坪井山をうしろに、その山麓さんろくを、本陣とさだめて
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おい、みんな。これは遭難の前触まえぶれに決った。お前たちは、すぐ部署ぶしょにつけ。おい事務長銅羅どらをならして、総員配置につけと伝達しろ」
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
忽ち明智謀叛むほんと分り、敵近し、とも聞えたので、その騒ぎは言語に絶したものだったが、それでもまたたく間に全員戦闘の部署ぶしょにつき
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「着陸用意。全員部署ぶしょにつけ」
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
東の空がしらみだしたら一番がいせいぞろいの用意とおもえ。富士川が見えだしたら、二番貝で部署ぶしょにつき、三番貝はおれがふく。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「去れ、去れ。彼方へ退いておれ。——ここは三河守にまかせて。——三河守が一身にかえても、若君にお怪我けがはさせぬ。各〻の部署ぶしょにもどっておるがいい」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その他はすべて官兵衛の手の者に申しつけ、すでにそれぞれ部署ぶしょへつけ申した。怠りあるな。すぐ急がれい
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、を指すように、諸兵の部署ぶしょを、さしずした。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「すぐ部署ぶしょにつけ」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)