“還(めぐ)” の例文
血の還(めぐ)りはあまり良くないにしても、こんなのは掛引がなくて、平次に取つて飛んだ役に立つのかも知れません。
発した——喝(か)つ——の大声に一瞬、寂(せき)とし——また仏音楽の奏せられるあいだに、蓮華降り、香木薫(くん)じ、会者は還(めぐ)り巡りつつ、順次、焼香をささげていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「俺の脈は六十二だ、——お前といふ人間は、矢つ張り血の還(めぐ)りまで遲いんだな」