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道程標
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みちしるべ
ふりがな文庫
“
道程標
(
みちしるべ
)” の例文
左山中
道
(
みち
)
、右桂谷道、と
道程標
(
みちしるべ
)
の立った
追分
(
おいわけ
)
へ来ると、——その山中道の方から、脊のひょろひょろとした、
頤
(
あご
)
の
尖
(
とが
)
った、
痩
(
や
)
せこけた
爺
(
じい
)
さんの、
菅
(
すげ
)
の一もんじ笠を
真直
(
まっすぐ
)
に首に据えて
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「たとえ男結びだろうと、男が
履
(
は
)
いた女の靴跡があろうとどうだろうと……、そんなものが、この底知れない事件で何の役に立つもんか。これはみな、犯人の
道程標
(
みちしるべ
)
にすぎないんだよ」と云ってから
懶気
(
ものうげ
)
な声で
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
これも風呂敷包を
中結
(
なかゆわ
)
えして
西行背負
(
さいぎょうじょい
)
に背負っていたが、
道中
(
みちなか
)
へ、弱々と出て来たので、横に
引張合
(
ひっぱりあ
)
った杖が、一方通せん坊になって、
道程標
(
みちしるべ
)
の辻の処で、教授は足を留めて前へ通した。
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
程
常用漢字
小5
部首:⽲
12画
標
常用漢字
小4
部首:⽊
15画
“道程”で始まる語句
道程