造立ぞうりゅう)” の例文
しかも、父祖代々からの大檀越おおだんおつでもあり、寺の造立ぞうりゅうや行事には、寄進はもちろん、なにごとにも座主ざすの相談にあずかっておる次第。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
並びに釈迦しゃか阿弥陀あみだの像をそれぞれ造立ぞうりゅう寄進するという条件であった。
そこの造立ぞうりゅうや改築を心がけたりなど——すべては彼が五十歳前後にちえた時運と権力と健康をそそいで、短い一生のまに、その成果をみようとしたものです。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
楠木正成霊くすのきまさしげれい源光圀げんみつくに造立ぞうりゅう
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)