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逆捩
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さかねじ
ふりがな文庫
“
逆捩
(
さかねじ
)” の例文
いえ、第一、
彼奴
(
あいつ
)
の心得方が間違ってるサ。廃人なら廃人らしく神妙にして、皆なの言うことに従わんけりゃ成らん。どうかすると、彼奴は
逆捩
(
さかねじ
)
を
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
ところがこっちから返報をする時分に
尋常
(
じんじょう
)
の手段で行くと、向うから
逆捩
(
さかねじ
)
を食わして来る。貴様がわるいからだと云うと、初手から
逃
(
に
)
げ
路
(
みち
)
が作ってある事だから
滔々
(
とうとう
)
と弁じ立てる。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
攫徒は、その時の事を恩にして、警察では、知らない間に
袂
(
たもと
)
へ入れて置いて
逆捩
(
さかねじ
)
を食わしたように云ってくれたけれど、その実は、知っていて攫徒の手から紙入を受取ってやったんだ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
逆
常用漢字
小5
部首:⾡
9画
捩
漢検1級
部首:⼿
10画
“逆”で始まる語句
逆
逆上
逆立
逆手
逆鱗
逆落
逆様
逆茂木
逆捻
逆襲