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退避
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たじ
ふりがな文庫
“
退避
(
たじ
)” の例文
お延は不意を打たれて
退避
(
たじ
)
ろいだ。津田の前でかつて
挨拶
(
あいさつ
)
に困った事のない彼女の智恵が、どう働いて好いか分らなくなった。ただ空疎な薄笑が瞬間の
虚
(
きょ
)
を
充
(
み
)
たした。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
津田はこのでたらめの前に
退避
(
たじ
)
ろぐ
気色
(
けしき
)
を見せた。お秀の所で
遣
(
や
)
り
損
(
そく
)
なった
苦
(
にが
)
い経験にも
懲
(
こ
)
りず、また同じ冒険を試みたお延の度胸は
酬
(
むく
)
いられそうになった。彼女は一躍して進んだ。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“退避”の意味
《名詞》
退避(たいひ)
危険を避ける為、その場から離れること。
(情報技術)データを損失から保護するために複製する処理。バックアップ。
(出典:Wiktionary)
“退避(
避難
)”の解説
避難(ひなん、Evacuate)とは、災難を避けること。災害を避けて、(住んでいる場所や滞在している場所から)安全な場所へ立ちのくこと。退避もほぼ同義に用いられる。
(出典:Wikipedia)
退
常用漢字
小6
部首:⾡
9画
避
常用漢字
中学
部首:⾡
16画
“退”で始まる語句
退
退屈
退治
退引
退出
退嬰
退儀
退潮
退却
退去