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迦陵頻迦
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かりょうびんが
ふりがな文庫
“
迦陵頻迦
(
かりょうびんが
)” の例文
地金
(
じがね
)
すべて、黄金なのはいうまでもない。
迦陵頻迦
(
かりょうびんが
)
のすかし
彫
(
ぼり
)
である。
蓮
(
はちす
)
の花は白金だし
翠葉
(
みどりは
)
は
青金
(
せいきん
)
だった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それはみな何で作って居るかといえばバタでもって造ってある。その人形は
極楽
(
ごくらく
)
世界の天
神
(
人
)
、天女もあり、また極楽世界に居るという
迦陵頻迦
(
かりょうびんが
)
、
共命鳥
(
ぐみょうちょう
)
というような鳥の類もある。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
二代目の天鼓もまたその声
霊妙
(
れいみょう
)
にして
迦陵頻迦
(
かりょうびんが
)
を
欺
(
あざむ
)
きければ日夕籠を
座右
(
ざゆう
)
に置きて
鍾愛
(
しょうあい
)
すること大方ならず、常に門弟
等
(
ら
)
をしてこの鳥の啼く音に耳を
傾
(
かたむ
)
けしめ、しかる後に
諭
(
さと
)
して
曰
(
いわ
)
く
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“迦陵頻迦(
迦陵頻伽
)”の解説
迦陵頻伽(かりょうびんが、迦陵頻迦、迦陵嚬伽)は上半身が人で、下半身が鳥の仏教における想像上の生物。サンスクリットのカラヴィンカ(kalaviṅka)の音訳。『阿弥陀経』では、共命鳥とともに極楽浄土に住むとされる。
殻の中にいる時から鳴きだすとされる。その声は非常に美しく、仏の声を形容するのに用いられ、「妙音鳥」、「好声鳥」、「逸音鳥」、「妙声鳥」とも意訳される。また、日本では美しい芸者や花魁(おいらん)、美声の芸妓を指してこの名で呼ぶこともあった。
(出典:Wikipedia)
迦
漢検準1級
部首:⾡
9画
陵
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
頻
常用漢字
中学
部首:⾴
17画
迦
漢検準1級
部首:⾡
9画
“迦陵頻”で始まる語句
迦陵頻伽
迦陵頻