“近増”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちかま50.0%
ちかまさ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
響を立てていた滝の音が近増ちかまさったのか、高く聞こえ、何んとなく凄く感じられたが、その滝の鳴る方角から、肩に月光を浴びながら、一人の武士が小走って来た。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
瞳が、動いて莞爾にっこり留南奇とめきかおり陽炎かげろうのような糠雨ぬかあめにしっとりこもって、からかさが透通るか、と近増ちかまさりの美しさ。
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)