近増ちかま)” の例文
響を立てていた滝の音が近増ちかまさったのか、高く聞こえ、何んとなく凄く感じられたが、その滝の鳴る方角から、肩に月光を浴びながら、一人の武士が小走って来た。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)