“迎児”の読み方と例文
読み方割合
げいじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
路次の奥から美しい女轎おんなかごがぞろと出て来た。お供は小婢こおんな迎児げいじと、しゅうとはんじいさんとで、二人とも清々すがすがした外出姿よそゆきすがた、常ではない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このさまを見て、小婢こおんな迎児げいじは、縄目のまま灌木の中を跳び出して逃げかけた。一せん、楊雄は躍ッて迎児を斬り伏せ、返すやいな、その血刀で
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここでは、精進しょうじん料理のおときがある。かごかきの者、お供の迎児げいじまでが、別室でご相伴しょうばんの振舞いにあずかり、潘の爺さんは、持参の銀子ぎんすや織物などを差出して
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)