“軽燕”の読み方と例文
読み方割合
けいえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
咄嗟とっさ軽燕けいえんに身を躍らせて、雨龍太郎の脳天目がけて、飛び斬りにズンとふり下した。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、さくの非をい今のさとつてゐる上から云へば、予も亦同じ帰去来ききよらいの人である。春風は既に予が草堂ののきを吹いた。これから予も軽燕けいえんと共に、そろそろ征途へのぼらうと思つてゐる。
入社の辞 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)