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蹤跡
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しょうせき
ふりがな文庫
“
蹤跡
(
しょうせき
)” の例文
然
(
しか
)
れども巻三百四、
鄭和伝
(
ていかでん
)
には、
成祖
(
せいそ
)
、
恵帝
(
けいてい
)
の海外に
亡
(
に
)
げたるを疑い、
之
(
これ
)
を
蹤跡
(
しょうせき
)
せんと欲し、且つ兵を異域に輝かし、中国の富強を示さんことを欲すと
記
(
しる
)
せり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
しかるにこの鳥獏を
蹤跡
(
しょうせき
)
する途中ちょっと立ち留って樹をつつくと虫が出る、それを食うと素敵に
旨
(
うま
)
い。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
すべての所有相は虚妄と見るより
外
(
ほか
)
はない。しかしながら読み出すところの歌は真言である。虚空の如き心の上でさまざまの風情を
彩
(
いろど
)
るといえども、そこには更に
蹤跡
(
しょうせき
)
というものがない。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
しかも、その終わりは大虚により、
之
(
ゆ
)
かざるところなし。なんの
蹤跡
(
しょうせき
)
かこれ
遺
(
のこ
)
すことあらんや。いわんやその人の死して、また託胎せんや。仏氏三世の説、今の果は
夙
(
つと
)
の因なり、今の因は後の果なり。
通俗講義 霊魂不滅論
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
しかし
蹤跡
(
しょうせき
)
は
絶
(
たえ
)
て知れなかった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“蹤跡”の意味
《名詞》
足跡。
あとを追うこと。
事が行われたあと。
(出典:Wiktionary)
蹤
漢検1級
部首:⾜
18画
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
“蹤”で始まる語句
蹤
蹤蹈
蹤蹟