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走馬燈
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そうまとう
ふりがな文庫
“
走馬燈
(
そうまとう
)” の例文
新字:
走馬灯
ゴルドンの
穏和
(
おんわ
)
な顔、モコウの白い歯、次郎の
悲嘆
(
ひたん
)
にくるる顔、そしてなつかしい父母の顔、いろいろの顔が
走馬燈
(
そうまとう
)
のように
明滅
(
めいめつ
)
する。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
脳裏には、トランクの男を初めとして、河野に追われた影の男、湖畔亭の主人、今聞いた松村青年、はてはあの河野の姿までが、
走馬燈
(
そうまとう
)
の様に浮かんでは消えるのです。
湖畔亭事件
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
苦悩
(
くのう
)
は大切に
蔵
(
しま
)
っておきたく、それとはあべこべに、あなたとの楽しかった遊びが、次から次へと、
走馬燈
(
そうまとう
)
のように
想
(
おも
)
い出され、清さんのそれからの御意見も、いつしか空吹く風と
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
田圃
(
たんぼ
)
の
畦道
(
あぜみち
)
を
走馬燈
(
そうまとう
)
のやうに馳けて行くのですが、不思議なことに、田圃で働いてゐる人も、道行く人も、八五郎に助勢しようといふ者は一人もなく、自分が惡いことでもしたやうに
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
昼間からの事々が、
走馬燈
(
そうまとう
)
のように頭の芯を
翔
(
か
)
けめぐる。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
くるりくるりと
走馬燈
(
そうまとう
)
(発端篇)
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
人生は陳腐なるかな
走馬燈
(
そうまとう
)
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
「まるで
走馬燈
(
そうまとう
)
を見るようだ」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“走馬燈(
走馬灯
)”の解説
走馬灯、走馬燈(そうまとう)とは内外二重の枠を持ち、影絵が回転しながら写るように細工された灯籠の一種。回り灯籠とも。中国発祥で日本では江戸中期に夏の夜の娯楽として登場した。俳諧では夏の季語。
(出典:Wikipedia)
走
常用漢字
小2
部首:⾛
7画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
燈
部首:⽕
16画
“走馬燈”で始まる語句
走馬燈籠