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走井
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はしりい
ふりがな文庫
“
走井
(
はしりい
)” の例文
程もなく
逢坂
(
おうさか
)
の
麓
(
ふもと
)
、
走井
(
はしりい
)
の茶屋の店さきへかかると、一同はまン中の駕を下ろし、群蝶のくずれるように茶店の内や外に散らばった。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのあいだに有名な
走井
(
はしりい
)
の泉があって、走餅を売っておりますから
御賞翫
(
ごしょうがん
)
くださいですって、よろしい、いただきましょう。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
近江
(
おうみ
)
堅田祥瑞寺。途に
走井
(
はしりい
)
月心寺に立寄る。
七百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
そこで、京の芸子や仲居たちは、江戸
蔵前
(
くらまえ
)
の
大通
(
だいつう
)
のお嬢様が、いよいよお立ちというので、
走井
(
はしりい
)
の茶屋まで見送ってきたものである。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
名所の
走井
(
はしりい
)
を見ようとしてたずねてみたら、もう人の垣根の中に囲われてしまっていたっけ、走餅はないかと聞いてみると、本家は大津浜の方へ引越したということで
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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実あ、
走井
(
はしりい
)
の茶屋の先で、チラと姿を見かけたので、
和蘭陀
(
おらんだ
)
カルタにことよせて、それとなく礼をいいにいったくらいですからね……。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
走
常用漢字
小2
部首:⾛
7画
井
常用漢字
小4
部首:⼆
4画
“走”で始まる語句
走
走馬燈
走狗
走水
走書
走馬灯
走行
走獣
走者
走出