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譴
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せ
ふりがな文庫
“
譴
(
せ
)” の例文
友は我を
拉
(
ひ
)
いて
市長
(
ボデスタ
)
の許に至りぬ。市長とロオザとは
戲言
(
ざれごと
)
まじりに我無情を
譴
(
せ
)
め、おとなしきマリアは局外に立ちて主客の爭をまもり居たり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
余が胸臆を開いて物語りし不幸なる閲歴を聞きて、かれは屡〻驚きしが、なか/\に余を
譴
(
せ
)
めんとはせず、却りて他の凡庸なる諸生輩を罵りき。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
これは酒を好む者を咎めずに盃を勧めた人を
譴
(
せ
)
めるような論で、ラクーンが食物を獲るごとに洗わずんば
喫
(
く
)
わず、猫が大便を必ず埋めるなどと異なり、豕が湿泥を好むはもっともとしても
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
余が胸臆を開いて物語りし不幸なる閲歴を聞きて、かれは屡〻驚きしが、なか/\に余を
譴
(
せ
)
めんとはせず、却りて他の凡庸なる諸生輩を罵りき。
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
或日五百は使を
遣
(
や
)
って貞白を招いた。貞白はおそるおそる日野屋の
閾
(
しきい
)
を
跨
(
また
)
いだ。兄の非行を
幇
(
たす
)
けているので、妹に
譴
(
せ
)
められはせぬかと
懼
(
おそ
)
れたのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
余が
胸臆
(
きょうおく
)
を開いて物語りし不幸なる閲歴を聞きて、かれはしばしば驚きしが、なかなかに余を
譴
(
せ
)
めんとはせず、かえりて他の凡庸なる
諸生輩
(
しょせいはい
)
をののしりき。
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
譴
漢検1級
部首:⾔
21画
“譴”を含む語句
天譴
譴責
御譴責
厳譴
因冒譴責坐北遷
御譴
朝譴
譴怒
譴蒙
譴誨
譴責状