誤聞ごぶん)” の例文
責め、びなければ、自分に量見がある。後々、世上に誤聞ごぶんかれぬため、見届けに来てもらいたいのだが
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
近年、著書ちょしょ坊間ぼうかんに現わるるものはなはだ多し。その書の多き、したがっ誤聞ごぶん謬伝びゅうでんもまた少なからず。
誤聞ごぶんぢやアないか?」
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「これこれ三次、貴様は何か思い違いをしているらしい、そりゃ何かの誤聞ごぶんであろう」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)