言棄いいす)” の例文
あららかに言棄いいすてて、疾風土をいて起ると覚しく、恐る恐るこうべもたげあぐれば、蝦蟇法師は身を以ておとすが如くくだき、もやに隠れてせたりけり。
妖僧記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)