視力しりょく)” の例文
その明かりはほんのわずかの距離きょりにあったが、かれにはなにも見えなかった。わたしはかれの視力しりょくがだめになったことを知った。
そのうえ、けがのために視力しりょくがすっかりよわってしまってね。ときどきいたみだすと、何時間もくらがりの中で、じっとしていなければならないんだ。
だから、谷博士は、自分の視力しりょくがやられ、神経もいたんでいるとさとると、みずからすすんで大宮山博士が院長になって経営しているこの柿ガ岡病院にはいる決心をしたのであった。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大好だいすきなカピのじいさん、この犬はもうたいへん年を取って、耳が遠くなっていたが、視力しりょくはまだなかなかしっかりしていた。
もっとも博士は視力しりょくをうしなっているので、見えるはずはなかったが、しかし博士は、見えない目を見はり、両方の耳たぶに手をあてがって、機械人間の発する足音や、動きまわる気配けはい
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)