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見極
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みき
ふりがな文庫
“
見極
(
みき
)” の例文
例のごしごし云う妙な音はとうとう
見極
(
みき
)
わめる事ができないうちに病人は退院してしまったのである。そのうち自分も退院した。そうして、かの音に対する好奇の念はそれぎり消えてしまった。
変な音
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蒼白
(
あおしろ
)
き
頬
(
ほお
)
の
締
(
しま
)
れるに、薄き化粧をほのかに浮かせるは、
一重
(
ひとえ
)
の底に、余れる何物かを
蔵
(
かく
)
せるがごとく、蔵せるものを
見極
(
みき
)
わめんとあせる男はことごとく
虜
(
とりこ
)
となる。男は
眩
(
まばゆ
)
げに
半
(
なか
)
ば口元を動かした。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
極
常用漢字
小4
部首:⽊
12画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当