見倣みなら)” の例文
いろ/\な大人のることを見たり聞いたりしても、其頃の私はすぐにそれを見倣みならはうとはしないで、唯自分で自分に知れる程度にとゞめて置いた。
(新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
小太郎も、それに見倣みならった。右に、左に折れ曲る急坂を、二人は、静かに、ゆっくりと
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
「老人の、あの苦心に見倣みならえ、と先生の命令いいつけで出向いています。」
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「上を見倣みならわざる臣はござりませぬ」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)