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要目
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かなめ
ふりがな文庫
“
要目
(
かなめ
)” の例文
庭
(
には
)
を見ると、
生垣
(
いけがき
)
の
要目
(
かなめ
)
の
頂
(
いたゞき
)
に、まだ
薄明
(
うすあか
)
るい
日足
(
ひあし
)
がうろついてゐた。代助は
外
(
そと
)
を
覗
(
のぞ
)
きながら、是から三十分のうちに行く
先
(
さき
)
を
極
(
き
)
めやうと考へた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
乃公
(
おれ
)
は
先刻
(
さっき
)
から
僅
(
つい
)
半間とは離れぬ処にいるんだぞ。今日は乃公が死にかけたので、只今見舞人が
罷越
(
まかりこ
)
したのであるが、肝腎
要目
(
かなめ
)
の御当人の姿が見えないので、お母さんが探しに来たのである。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
庭を見ると、生垣の
要目
(
かなめ
)
の
頂
(
いただき
)
に、まだ薄明るい日足がうろついていた。代助は外を
覗
(
のぞ
)
きながら、これから三十分のうちに行く先を極めようと考えた。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
先生の
家
(
いへ
)
は門を這入ると、左り手がすぐ庭で、木戸をあければ玄関へかゝらずに、すぐ座敷の縁へ出られる。三四郎は
要目
(
かなめ
)
垣の
間
(
あひだ
)
に見える
桟
(
さん
)
を
外
(
はづ
)
さうとして、ふと、庭のなかの話し声を耳にした。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“要目”の意味
《名詞》
重要な項目。
要項。
(出典:Wiktionary)
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“要目”で始まる語句
要目垣