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裂罅
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ひび
ふりがな文庫
“
裂罅
(
ひび
)” の例文
そして、中途にある、十二宮の
円華窓
(
えんげまど
)
に細工して、あの
楽玻璃
(
グラス・ハーモニカ
)
めいた、
裂罅
(
ひび
)
を
塞
(
ふさ
)
いでしまったのだよ
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
たうとう薄い鋼の空に、ピチリと
裂罅
(
ひび
)
がはひつて、まつ二つに開き、その裂け目から、あやしい長い腕がたくさんぶら下つて、
烏
(
からす
)
を
握
(
つか
)
んで空の天井の向ふ側へ持つて行かうとします。
烏の北斗七星
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
生木
(
なまき
)
の
棺
(
くわん
)
に
裂罅
(
ひび
)
の
入
(
い
)
る夏の空気のなやましさ。
心の姿の研究
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
とうとう
薄
(
うす
)
い鋼の空に、ピチリと
裂罅
(
ひび
)
がはいって、まっ二つに開き、その
裂
(
さ
)
け目から、あやしい長い
腕
(
うで
)
がたくさんぶら下って、烏を
握
(
つか
)
んで空の
天井
(
てんじょう
)
の向う側へ持って行こうとします。
烏の北斗七星
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
生木
(
なまき
)
の
棺
(
ひつぎ
)
に
裂罅
(
ひび
)
の入る夏の空気のなやましさ。
詩
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
一ひら白い
裂罅
(
ひび
)
のあと……
春と修羅 第二集
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
裂
常用漢字
中学
部首:⾐
12画
罅
漢検1級
部首:⽸
17画
“裂罅”で始まる語句
裂罅割