被造物つくられしもの)” の例文
しかるにこれらは被造物つくられしものなり——是故にわがいへることまことならばこれらには滅ぶるのうれへあるべきならず——と 一二七—一二九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
子よ、造主つくりぬしにも被造物つくられしものにも未だ愛なきことなかりき、これに自然の愛あり、魂より出づる愛あり、汝これを知る 九一—九三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かしこに光あり、こは造主つくりぬしをばかの被造物つくられしもの即ち彼を見るによりてのみその平安を得る物に見えしむる光にて 一〇〇—一〇二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
被造物つくられしものまたしば/\この路を離る、そはこれは、かくうながさるれども、もし最初の刺戟僞りの快樂けらくの爲にれて 一三〇—
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されどれて惡に向ふか、または幸を追ふといへどもその熱よろしきを失ひて或ひは過ぎ或ひは足らざる時は即ち被造物つくられしもの己を造れる者にさからふ 一〇〇—一〇二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)