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袖手
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しゅうしゅ
ふりがな文庫
“
袖手
(
しゅうしゅ
)” の例文
その証拠には、現代の医学は結核に対して何の権威を持ちません。権威どころか、荒れ狂う姿を呆然として
袖手
(
しゅうしゅ
)
傍観
(
ぼうかん
)
して居るという有様です。
人工心臓
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
従って彼は世間に
伍
(
ご
)
して、目まぐるしい生活の渦の中へ、思い切って飛びこむ事が出来なかった。
袖手
(
しゅうしゅ
)
をして傍観す——それ以上に出る事が出来なかった。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
島津の
退
(
の
)
き口というものは、武士道の花! 世に名高い! この太郎丸の退き口も、まずめったにひけはとらぬ! うかとかかれば怪我しますぞ! さりとて
袖手
(
しゅうしゅ
)
傍観も
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
当時西郷の敗亡を
袖手
(
しゅうしゅ
)
傍観したる板垣氏はひとり民権派の首領たる名誉を
擅
(
ほしいまま
)
にして、政界の将来に大望を有するに至る、これを十年十一年の交における政論の一局状となす。
近時政論考
(新字新仮名)
/
陸羯南
(著)
重さが自然法則に従う自然的事実だとしても、これを
袖手
(
しゅうしゅ
)
傍観していなければならぬということにはならない。我々の便利になるようにこれに抵抗したり、これを自由に働かせたりする。
純粋経済学要論:01 上巻
(新字新仮名)
/
マリー・エスプリ・レオン・ワルラス
(著)
▼ もっと見る
さきに男のすなる事にも
関
(
かかずら
)
いしは
事
(
こと
)
国家の
休戚
(
きゅうせき
)
に関し、女子たりとも
袖手
(
しゅうしゅ
)
傍観すべきに
非
(
あら
)
ず、もし幸いにして、妾にも女の通性とする優しき情と愛とあらば、これを以て有為の士を
奨
(
すす
)
め
励
(
はげ
)
まし
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
袖
常用漢字
中学
部首:⾐
10画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“袖手”で始まる語句
袖手傍看
袖手傍観