“しゅうしゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
袖手85.7%
収手14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島津の退き口というものは、武士道の花! 世に名高い! この太郎丸の退き口も、まずめったにひけはとらぬ! うかとかかれば怪我しますぞ! さりとて袖手しゅうしゅ傍観も
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
当時西郷の敗亡を袖手しゅうしゅ傍観したる板垣氏はひとり民権派の首領たる名誉をほしいままにして、政界の将来に大望を有するに至る、これを十年十一年の交における政論の一局状となす。
近時政論考 (新字新仮名) / 陸羯南(著)
……先日は貞助様(領左衛門舎弟)御入京御座候ところ御匇々そうそうにて残意少からず存じ奉り候。さて愚意いささ御咄おはなし申し候ところ、御承知にて早速金百両御差し向け下され、たしか収手しゅうしゅ御芳情感佩奉り候。
志士と経済 (新字新仮名) / 服部之総(著)