虚誕きよたん)” の例文
本当に左様さうだ、先生を殺すものは先生の愛心だ、花ちやんを救ふ、すると直ぐ其れが先生にわざはひするのだ、其れに梅子さん——どうも不思議だ、何故なぜ社会は虚誕きよたんを伝へて喜ぶのだらう、が
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
童男どうなん童女どうぢよを食とするモロックよりも虚誕きよたんにして又、殘忍なり醜惡しうをなり
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)