“虎烈剌”の読み方と例文
読み方割合
コレラ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども虎烈剌コレラおそれて虎烈剌にかからぬ人のごとく、神に祈って神にてられた子のごとく、余は今日きょうまでこれと云う不思議な現象に遭遇する機会もなく過ぎた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
飲みとうて飲みとうてならぬところへ、ちょうど虎烈剌コレラ流行はやってなあ。獄卒がこれを消毒まよけのために雪隠せついんれと云うて酢をれたけに、それを我慢して飲んだものじゃ。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それを見ると僕は、キット母が虎烈剌コレラか何かにかかったのに違いない。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)