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蘭灯
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らんとう
ふりがな文庫
“
蘭灯
(
らんとう
)” の例文
旧字:
蘭燈
蘭灯
(
らんとう
)
暗く室を
輝
(
て
)
らし、閉め切った
銀襖
(
ふすま
)
の銀箔も
朦朧
(
もうろう
)
として影暗く、廊下を隔てた中庭の、竹の林の
畔
(
ほとり
)
からザワザワと聞こえる風の音さえ、深更だけに物凄い。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
山の端近く残っていた十三夜の月は、薄絹に包まれた
蘭灯
(
らんとう
)
のような光を投げて、平凡な桂川の谷を一幅の画に仕上げた。初秋風が晴れた空からそよそよと吹き下して来るらしい。
奥秩父の山旅日記
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
老人の言葉の終らぬうち、
室
(
へや
)
に置いてある
蘭灯
(
らんとう
)
の
火影
(
ほかげ
)
が、見る見る中に暗くなった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“蘭灯”の意味
《名詞》
蘭のように美しい灯火。
(出典:Wiktionary)
蘭
漢検準1級
部首:⾋
19画
灯
常用漢字
小4
部首:⽕
6画
“蘭”で始まる語句
蘭
蘭麝
蘭丸
蘭燈
蘭奢待
蘭医
蘭若
蘭方
蘭瞼
蘭学