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藍摺
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あいずり
ふりがな文庫
“
藍摺
(
あいずり
)” の例文
そこには
藍摺
(
あいずり
)
の
直垂
(
ひたたれ
)
に、
折烏帽子
(
おりえぼし
)
の、色の黒いやせた男が、じっと立っているのであった。その人こそ、奥方が夢にも忘れたことのない重衡であった。
現代語訳 平家物語:12 第十二巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
それまで私は気がつきませんでしたが、その額の中には、浮世絵によく見る
藍摺
(
あいずり
)
の鬼の絵が入れてありまして、場合が場合とて、その青い色をした鬼の顔が、一そう物凄く見えました。
印象
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
渓斎英泉は北斎を連想すべきその漫画と
魚屋北渓
(
ととやほくけい
)
に
倣
(
なら
)
ひたる
藍摺
(
あいずり
)
の支那画山水とまた広重に似たる名所絵並に花鳥によりて、西洋人の著書中には十九世紀中葉の浮世絵師中
錚々
(
そうそう
)
たるものとなされたり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
藍摺
(
あいずり
)
の直垂に立烏帽子で首の供をし、翌二十五日に斬られたのである。
現代語訳 平家物語:09 第九巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
“藍摺”の解説
藍摺(あいずり)とは、江戸時代の浮世絵における様式のひとつ。藍絵(あいえ)、藍摺絵(あいずりえ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
藍
常用漢字
中学
部首:⾋
17画
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
“藍”で始まる語句
藍
藍色
藍微塵
藍鼠
藍靛
藍染
藍縞
藍染川
藍玉
藍玉屋