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薄穢
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うすぎた
ふりがな文庫
“
薄穢
(
うすぎた
)” の例文
袋の
角
(
かど
)
が裂けてるのは仕方がないが、何だか
薄穢
(
うすぎた
)
なく
垢
(
あか
)
づいた上に、びしゃりと押し
潰
(
つぶ
)
されて、中にある煙草がかたまって、一本になってるように思われる。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ここで一休みしようとまず軒を
入
(
い
)
れば、こはそもいかに、
白髪
(
しらが
)
の形相恐ろしき
婆
(
ママ
)
が
薄穢
(
うすぎた
)
ない
垢
(
あか
)
だらけの着物を引摺ってノソノソ出かけて来て、汚れた茶椀へ茶を
汲
(
く
)
んで出す。
本州横断 痛快徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
、
井沢衣水
(著)
「寄るじゃアないよ、
薄穢
(
うすぎた
)
ねえ」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
穢
漢検1級
部首:⽲
18画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷