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薄眼
ふりがな文庫
“薄眼”の読み方と例文
読み方
割合
うすめ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすめ
(逆引き)
そのたくさんの首は、いずれも
薄眼
(
うすめ
)
をひらいて、元帥の言葉を、しずかに待ちうけているようであった。
二、〇〇〇年戦争
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
寝床へ入ってから、あまり静かなので、眠っているのかと思って
薄眼
(
うすめ
)
をあけてうかがうと、梓さんは、闇のなかで大きな眼をあけて、瞬きもせずに天井をみつめていた。
キャラコさん:02 雪の山小屋
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
この顔中紫に
腫
(
は
)
れ上った「物」は、半ば舌を吐いたまま、
薄眼
(
うすめ
)
に天井を見つめていた。もう一人は陳彩であった。部屋の隅にいる陳彩と、寸分も変らない陳彩であった。
影
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
薄眼(うすめ)の例文をもっと
(6作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷
“薄眼”のふりがなが多い著者
北原白秋
久生十蘭
海野十三
芥川竜之介