“うすめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄目43.8%
薄眼37.5%
碓女12.5%
半眼6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
千穂子は今は一日が長くて、住みづらかった。しゅうとめぜんをつくっておくへ持って行くと、姑のまつは薄目うすめを明けたままねむっていた。
河沙魚 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
寝床へ入ってから、あまり静かなので、眠っているのかと思って薄眼うすめをあけてうかがうと、梓さんは、闇のなかで大きな眼をあけて、瞬きもせずに天井をみつめていた。
雀を碓女うすめ二五とし、雉子を哭女なきめとし、かく行ひ定めて、日八日やか八夜やよを遊びたりき二六
光子と私が其の前に立ち止まると、仙吉は何と思ったか蝋で強張った顔の筋肉をもぐ/\と動かし、漸く半眼うすめを開いて怨めしそうにじッと私の方を睨んだ。
少年 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)