“はんがん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
半眼60.7%
判官32.1%
半顏3.6%
斑岩3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれはその眼を半眼はんがんにひらき、周囲のさわがしさとはまるで無関係に、湯ぶねのすみに、黙然もくねんとして首だけを出していることがよくあった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
昨夜も判官はんがんは切腹に及んで由良之助ゆらのすけはまだかといっている時、背広服の男が花道を悠々ゆうゆうと歩いて、忠臣蔵四段目をプロレタリア劇の一幕と変化させた事だった。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
『おほゝゝゝ。』と春枝夫人はるえふじん半顏はんがんおほふて
上にありて堅き第三の段は斑岩はんがんとみえ、脈より迸る血汐のごとく赤くきらめけり 一〇〇—一〇二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)