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蒼暗
ふりがな文庫
“蒼暗”の読み方と例文
読み方
割合
あおぐら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あおぐら
(逆引き)
圧えつける様な、うそ寒い空気、遙か頭上に打ち寄せる浪の
地響
(
じひびき
)
、ガラス越しの
蒼暗
(
あおぐら
)
い世界に蠢く生物共、それは全くこの世の
外
(
ほか
)
の景色でありました。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
見上ぐる人は
這
(
は
)
う雲の影を沿うて、
蒼暗
(
あおぐら
)
き
裾野
(
すその
)
から、藍、紫の深きを
稲妻
(
いなずま
)
に縫いつつ、最上の純白に至って、
豁然
(
かつぜん
)
として眼が
醒
(
さ
)
める。白きものは明るき世界にすべての乗客を
誘
(
いざな
)
う。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
蒼暗(あおぐら)の例文をもっと
(2作品)
見る
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
暗
常用漢字
小3
部首:⽇
13画
“蒼”で始まる語句
蒼
蒼白
蒼空
蒼蠅
蒼黒
蒼褪
蒼然
蒼々
蒼穹
蒼味
“蒼暗”のふりがなが多い著者
江戸川乱歩
夏目漱石