蒙陰もういん)” の例文
蒙陰もういん劉生りゅうせいがある時その従弟いとこの家に泊まった。いろいろの話の末に、この頃この家には一種の怪物があらわれる。
奚山けいざん高密こうみつの人であった。旅に出てあきないをするのが家業で、時どき蒙陰もういん県と沂水ぎすい県の間を旅行した。ある日その途中で雨にさまたげられて、定宿じょうやどへゆきつかないうちに、夜がけてしまった。
阿繊 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)