“葡萄架”の読み方と例文
読み方割合
ぶだうだな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
露けく茂りたるつたの、おほいなる洞門にかゝりたるさまは、カラブリア州の谿間たにまなる葡萄架ぶだうだなを見る心地す。
家の窓よりは燈火の影洩りたるが、彼の外套着たる姿は其光に照されて、窓の直下に浮び出でぬ。われは葡萄架ぶだうだなの暗き處にかくれ、石に踞して其さまを覗ひ居たり。