“葉陰”の読み方と例文
読み方割合
はかげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひるごろならば、すずしい葉陰はかげにしばしやすんでだまるのじゃ、又ちちと鳴いて飛び立つじゃ、空の青板をめざすのじゃ、又小流れに参るのじゃ、心の合うた友だちと、ただしばらくも離れずに
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
大懶獣草メガテリウム・グラスこうしほどの葉や、スパイクのようなとげをつけた大蔦葛つたかずらの密生が、鬱蒼うっそうと天日をへだてる樹葉の辺りまで伸びている。また、その葉陰はかげ倨然きょぜんとわだかまっている、大だこのような巨木の根。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
葉陰はかげの水に醉ひ醒めて
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)