“落蹲”の読み方と例文
読み方割合
らくそん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒間には、法皇のお覚えよき寿王とかいう冠者の“落蹲らくそんノ舞”などあって、女房たちの座も初春はるらしい灯に笑いさざめいた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
皇麞こうじょうなどが舞われ、日の暮れ時に高麗こうらい楽の乱声らんじょうがあって、また続いて落蹲らくそんの舞われたのも目れず珍らしい見物であったが、終わりに近づいた時に、権中納言と
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
大将の長男の「落蹲らくそん」のほかにも「太平楽」「喜春楽」などの舞曲も若い公達きんだちが演じた。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)