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萵苣
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ちさ
ふりがな文庫
“
萵苣
(
ちさ
)” の例文
火山湖のつめたい
油
(
あぶら
)
がかれの脊髄の川に沿うて流れる。罪障消滅のために。最も文学的なる
萵苣
(
ちさ
)
のメンス。どれ舌を出してお見せ!
希臘十字
(新字旧仮名)
/
高祖保
(著)
料理は小鳥の
炙
(
あぶり
)
ものに
萵苣
(
ちさ
)
のサラダが出ていた。それを食ってしまって、ヴェランダへ出て
珈琲
(
コオフィイ
)
を飲んだ。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
村のあちこちに
紅殼塗
(
べにがらぬ
)
りの小屋が急にたち、
萵苣
(
ちさ
)
やキャベツなどの畑ができ、又、その近くに牛や羊の飼はれてゐる牧柵などができてゆくのを、何か目をみはるやうな驚きと
ふるさとびと
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
花椰菜
(
はなやさい
)
、千日大根、
萵苣
(
ちさ
)
、白菜、パセリ、
人蔘
(
にんじん
)
、穀物、豆類。海産物でははしりこんぶ、まだら、すけとうだら、からふとます、まぐろかぜ(
雲丹
(
うに
)
)、それから
花折
(
はなおり
)
昆布などが目についた。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
山萵苣
(
やまちさ
)
は食用にする
萵苣
(
ちさ
)
で、山に生えるのを山萵苣といったものであろう。エゴの木だという説もあるが、白露おくという草に寄せた歌だから、大体食用の萵苣と解釈していいようである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
その村ではじめて
萵苣
(
ちさ
)
やキャベツをつくつた畑の跡だといふことです。
匈奴の森など
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
“萵苣”の意味
《名詞》
萵苣(カキョ(百姓読み) 熟字訓:ちしゃ、ちさ)
レタス、ちしゃ。
(出典:Wiktionary)
萵
漢検1級
部首:⾋
12画
苣
漢検1級
部首:⾋
8画
“萵”で始まる語句
萵雀