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莚包
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むしろづつみ
ふりがな文庫
“
莚包
(
むしろづつみ
)” の例文
暑い
陽
(
ひ
)
を吸うていた
磧
(
かわら
)
の
沙
(
すな
)
は
鬼魅
(
きみ
)
悪くほかほかしていた。その時
莚包
(
むしろづつみ
)
と
焼明
(
たいまつ
)
を持って背の高い男が、
鵜
(
う
)
を持った角顔の男のほうを見て
赤い土の壺
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
それを聞くと
莚包
(
むしろづつみ
)
と
焼明
(
たいまつ
)
を持った背の高い男は、首を
縮
(
すく
)
めるようにして口をつぐんでしまった。そして、一行は無言になって
磧
(
かわら
)
の
裾
(
すそ
)
へ往った。
赤い土の壺
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
それに
徳利
(
とくり
)
や
椀
(
わん
)
などを入れた
魚籃
(
びく
)
を掛け、一人は
莚包
(
むしろづつみ
)
を右の
小脇
(
こわき
)
に抱え、左の小脇に
焼明
(
たいまつ
)
の束を抱えていた。
赤い土の壺
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
莚
漢検1級
部首:⾋
10画
包
常用漢字
小4
部首:⼓
5画
“莚”で始まる語句
莚
莚升
莚敷
莚旗
莚張
莚帆
莚席
莚床
莚戸
莚織