茶会さかい)” の例文
あいつはいつかも話したとおり例の山田宗徧そうへんの弟子で、やはりぼく一(上野介の符牒ふちょう)の邸へ出入りをしている、茶会さかいでもある時は、師匠のおともをして行って
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
今十四日、吉良邸で年忘れの茶会さかいが催された事は、もう確実で一点の疑いもない。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「六日の茶会さかいを外したら、いて及ばぬことにもなりましょう。それがすめば、さっそく白金しろかねの上杉家の別邸へ引移られるはずだと、たしかな筋から聞き及んでもいますからな」
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
「ひとつ、初の茶会さかいを、この大坂城で催そう」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)