“茅家(かやや)” の例文
菜種(なたね)にまじる茅家(かやや)のあなたに、白波と、松吹風(まつふくかぜ)を右左(みぎひだ)り、其処(そこ)に旗のような薄霞(うすがすみ)に、しっとりと紅(くれない)の染(そ)む状(さま)に桃の花を彩(いろど)った、その屋(や)の棟(むね)より、高いのは一つもない。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)