“若(しか)” の例文
一高が早慶を小児同様に見て居る事は勿論として、天下も若(しか)く信じ、当の早慶選手すらも『一高には』と二の足を踏んで居た。
色は浅黒く、髪の毛には波を打ったような癖が目立って、若(しか)も生端(はえぎわ)薄く、それを無造作に何時(いつ)も櫛巻きにしていた。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
某詩話ニ曰ク、古人ノ詩老イテ頽唐(たいとう)ス。皆少壮ニ若(しか)ザルナリト。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
若(しか)も命中して、悪僧の眉間に白毫(びゃくごう)を刻する如く突立った。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)