色盛いろざかり)” の例文
あの娘に貴方を見せたいや、貴方ね、二十二まで独身ひとりで居るのだから、十九つゞ二十はたち色盛いろざかり男欲しやで居るけれども、貴方をすうっとして美男いゝおとこと知らず
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
二十一二になる色盛いろざかりの娘、顔にポツリと腫物できものが出来ましても、何うしたらかろうなどと大騒ぎを致すものでございますのに、お累は半面紫色に黒み掛りました上、片鬢かたびんはげるようになりましたから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)